眠れない夜、気になる呼吸の謎:睡眠時無呼吸症候群とは
はじめまして!
犬を飼っているのに重度の犬アレルギーなノゲシです。
この季節は花粉症ど真ん中でもあり、アレルギーのダブルパンチですね、、
そんなノゲシは妻と娘、わんこの3人と1匹で暮らしています。
わんこの特技は、ソファーに腰を掛けること。
・・・どういう事?と思った方もいますよね。
ノゲシがソファーに座ると、わんこも長い手足を地面につけたまま、
おしりだけをソファーに乗せるのです!!
想像してみてください。可愛すぎませんか?この可愛い姿に毎日癒されています。
さて、そんな犬アレルギーを持ったノゲシですが、少し前に寝つきが悪くて悩んでいました。
みなさんは普段よく眠れていますか?
近年、睡眠に関する研究は急速に進んでいます。
さらに、睡眠に関連する研究への研究費も増加しており、世界各地の大学や研究機関で積極的な取り組みが行われているそう。
睡眠に関する新たな発見や治療法も開発されており、それらを紹介するテレビ番組なども多く見かけるようになりました。
そんなある日、妻から「寝てるとき息してないことがあるような気がするけど…大丈夫?」と一言。
気になったので、色々と調べてみたところ・・
俗にいう「睡眠時無呼吸症候群」なのではないかと思いました。
そこで今回のコラムでは、そんな「睡眠時無呼吸症候群」についてまとめてみました。
00.「睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?」
01.「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状」
02.「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因」
03.「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の改善策」
04. 実際に試してみた!
05. さいごに、まとめ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、主に睡眠中に空気の通り道である『上気道』が狭くなることによって無呼吸状態を繰り返す状態のことをいいます。
通常血圧は、日中に高く、睡眠中は低くなります。
しかし、睡眠時無呼吸症候群の人は夜間に血圧が高くなることで、血管や心臓に負担がかかり、不整脈や狭心症、心筋梗塞のリスクが上がります。
最悪の場合、寝ている間に意識を失い突然死することもあるそうです。
怖いですよね…。
SASの主な症状は次の通りです。
① いびき
睡眠中に鼻や口から大きないびきを立てることがあるのですが、気道の閉塞や振動がいびきの原因となっているそうです。
② 呼吸停止
睡眠中に一時的に呼吸が停止することがあり、気道の閉塞によって引き起こされ、しばしば数秒から数十秒続きます。
③ 夜間の頻尿
夜間に何度もトイレに行きたくなってしまうことがあり、これは睡眠中の呼吸停止が交感神経を刺激し、尿量を増加させるためです。
④ 日中の眠気
睡眠中の呼吸の乱れが、夜間の睡眠の質を低下させ、日中の眠気や疲労感を引き起こすことがあります。
⑤ 集中力の低下
不十分な睡眠のため、日中の注意力や集中力が低下することがあります。
また、その原因は多岐にわたりますが、主なものを次に挙げておきます。
① 肥満
肥満は、SASの主要な原因の1つです。太りすぎていると首周りの脂肪が気道を圧迫し、呼吸の妨げとなり、睡眠中に呼吸が一時的に止まることがあります。
② 鼻づまり
鼻づまりや副鼻腔の問題も、SASの原因となります。鼻が詰まることで呼吸が制限され、気道が閉塞される可能性が高まります。
③ 加齢
年を取ると筋肉や組織の弛緩が進行し、気道の狭窄や舌の落下が起こりやすくなります。これにより、睡眠中に気道が閉塞しやすくなり、SASのリスクが高まります。
他にも飲酒や睡眠姿勢、遺伝などの要因もあるようですが、これらの原因が組み合わさり、SASを引き起こすことがあります。しかし、原因を理解し、医師と相談することで、適切な治療法を見つけることができます。健康な眠りを取り戻すために、自分の状況を理解し、適切な対策を講じることが重要ですね。
良質な睡眠の妨げとなるSAS。症状を改善し、健康な眠りを取り戻すためには、いくつかの有効な改善策があります。その中の5つをご紹介します。
① 抱き枕
横向きで寝ることは、SASの症状を軽減するのに役立ちます。抱き枕を使うことで、寝るときに横向きの姿勢を保持しやすくなり、特に背面で寝る習慣がある場合は、横向きの寝姿勢を促進することができるそうです。
ただ、簡易な治療法である分効果も不安定とのこと。あくまで軽症の方やほかの治療法と併用する方向けだそうです。
② 減量
肥満はSASの大きなリスク因子の1つ。体重を減らすことで、気道の圧迫を軽減し、SASの症状を改善することができます。健康的な食事と適度な運動を取り入れ、体重を管理することが重要ですね。
④ CPAP療法(持続的陽圧呼吸療法)
CPAPは、SASの最も一般的な治療法です。CPAP装置は、睡眠中に気道を開いた状態で保つための空気圧を提供し、気道の閉塞を防いで正常な呼吸を促進します。
治療奏効率が最も高いそうですが、定期的な通院が必要とのこと。ちょっと大変ですね…。
↑こんな感じで睡眠時に装着します。
③ マウスピース
マウスピースはCPAPよりもお手軽な治療法です。睡眠時にマウスピースを使用することで、気道を開いた状態を維持し、睡眠中の呼吸を改善することができます。
SAS以外にいびきの改善にも高い効果が期待できるそうですが、CPAPほどの効果は得られないそう。軽症~中等症向けということでしょうか。
⑤ 手術
重度のSASの場合、外科手術が必要な場合があります。扁桃腺やアデノイドの摘出、鼻中隔矯正術や気道を拡張する手術などが行われ、気道の閉塞を解消し、呼吸を改善するのに役立つそうです。
長期間の改善が期待できる一方で、原因がそれだけでなかった場合に効果が出ないこともあるそうなので悩みますね。また、入院や手術内容によっては全身麻酔が必要になるなど、身体的・経済的負担が大きくなります。
さて、私も専門医のところに相談に行き、簡易検査を実施しました。
その結果は、やはり症状ありとのこと…。
どちらかというとやせ型なので、加齢が原因ということでしょうか。悲しい…。
症状としては軽症だったので、一先ずマウスピースを試してみることになりました。
病院から紹介していただいた歯医者でマウスピースを作ったのですが、
上と下がセットになったもので、装着すると強制的に下あごが前に出るようになっています。
これでどうにかなるなら苦労しないわ…と思っていたのですが、マウスピースをつけて寝るようになってから不眠がまったくなくなりました!さらに家族曰く、いびきもまったくなくなったそうです!!
SASに対する効果はまだわかりませんが、自分でもよく眠れるようになった実感があります。マウスピース様様です!
睡眠不の原因は様々ですが、
今回のコラムを通して、もしかすると自分も無呼吸症候群かも?と思い当たるふしがある方もいらっしゃったのではないでしょうか。
私はマウスピースで睡眠不足が解消しましたが、人によって治療法も異なると思うので、気になる方は一度専門医に相談してみるといいかもしれません。
皆さんの睡眠が快適なものになりますように。